
(探偵関連ニュース)
自らの経験基に探偵社、判明率90% 初恋の人探し20年 大阪
「初恋の人探します社」という一風変わったネーミングの探偵社が、大阪・西心斎橋にある。数多くの“忘れられない人”を探し続けて約20年。当初は戦争で生き別れた人や戦友の行方などの依頼が多かったが、最近では異性に振られた人が「会って心の整理をつけたい」といったケースも増えているという。
全国の電話帳や資料が並ぶマンションの一室で、社長の佐藤あつ子さん(56)が依頼者からの電話を受けていた。「電話帳だけでも20年分はあるでしょうか。昔の電話番号しかわからない場合がありますから古いものほど大切。依頼があれば、1軒1軒全部かけるんですよ」と話す。
この仕事を始めたのは、佐藤さんが30歳を過ぎたころ、「学生時代に出会った男性にもう一度会いたい」と探偵社に相談に行ったことがきっかけだった。
良心的と聞いていたが、「調査料は1日3万円。かかる日数によるから総額は分かりませんな」と言われ、「それならもっと安くて明朗会計で人に喜ば
れる探偵社をつくろう」と心に決めた。
2人のスタッフと業務を始め、平成2年に会社を設立。着手金と成功報酬を定額化し、詳細な報告書を心がけている。初恋の人などを探す所在調査は月に20件ほどあり、判明率は90%を超えるという。
ほかにも浮気調査や家系図調査、カルト集団からの救出など業務は多岐にわたり、なかには法律知識を必要とする事案もあるため、佐藤さんは仕事のかたわら法科大学院で法律の勉強もしている。
「調査を通じて人と人との出会いのすばらしさ、大切さを学びました。思い出を振り返ることは自分を見つめ直すことでもある」と、佐藤さんの地道な思い出探しの日々は続いている。(産経新聞より抜粋)